2013年04月07日

VPNサービスの仕組み・種類

VPNサービスについて、仕組みや種類などを
簡単に説明しておこうかと思います。

と言っても、
「VPNとはVirtual Private Networkの略で、
 使用されるプロトコルにはSSH/TLS/SSL/IPsec/PPTP/L2TP/L2F/MPLS
 などがあって、云々かんぬん…」
なんていうよくわからない技術的な側面からの説明は抜きにします。

ここでは、技術的なことなんかよく知らない一般の利用者が、
知っておくと便利だと思われることを簡単に説明したいと思います。

VPN自体の仕組みを詳しく知りたい方は他のサイトで
ご確認願います。

【VPNサービスとは】


念のためVPNサービスのことを簡単に説明しておきます。
VPNという技術的な仕組みではなく、
私たちに提供されるサービスについての説明です。

VPNサービスは、
サービス提供会社が用意した中国国外にあるサーバーへ
いったんアクセスしてから、
見たいサイトへアクセスすることによって、
中国から見れないサイトを見れるようにする、というものです。

中国国外にあるサーバーのことを中継サーバーなんて呼んだりします。
以下の様な感じです。

普通: PC・スマホ → 見たいサイト
VPN: PC・スマホ → 中継サーバー(中国国外にある) → 見たいサイト

PC・スマホからの通信を暗号化して、
中国国外にある中継サーバーにうまく接続させる、
という点がポイントですね。

VPNの設定をしてもつながらない、見たいサイトがうまく見れない、
という場合は、この最初の中継サーバーまでの接続が
うまく行っていない場合がほとんどです。

ここをうまく接続できるかどうかが
各サービス会社の腕の見せどころとなります。

つながった後のアクセススピードも
この最初の接続のできで決まります。

各社、接続方法を工夫したり、サーバーを変えたり
あの手この手で中国政府に対応しているわけですね。

【VPNの種類】


VPNの簡単な仕組みを理解していただいたところで、
次に、設定方法や使い方から見て、
種類別に分けて説明してみようと思います。

これまで紹介してきたVPNサービスについての補足説明となります。

これまでは一概に「VPNサービス」としてきましたが、
設定方法や使い方によって、大きく以下の2種類分けられます。

 @専用ソフトを利用して接続する方法
 A自分でPCやスマホに設定して接続する方法


それぞれ簡単に補足紹介します。

【@専用ソフトを利用して接続する方法】


こちらの方法は、サービス会社が提供するソフトウェアを
インターネットからダウンロードして、自分のPCや
スマートフォンにインストールして使用する方法です。

■メリット

メリットとしては自分で面倒くさい設定をする必要が
ないので、簡単に使えるという点があります。

設定はソフトが自動で行なってくれるので、
利用者はVPNに接続したいときにソフトを立ち上げて、
使い終わったらソフトを終了させればそれで済みます。

パソコンなどのIT機器にあまり詳しくない方には
こちらが便利かと思います。

■デメリット

デメリットとしては、すべてのIT機器で使用できない場合が
多いということです。

例えば、Windowsでしか使えなかったり、
PC(Windows、Mac)では使用できるんだけど、
スマホでは使用できなかったりします。

サービス提供側からすると、ソフトウェアを作成する
という作業が必要なため、どうしても開発に手間がかかってしまい、
すべての機器対応まで手が回っていないという状況が想像できます。

使い勝手の面から考えると、すべての機器で使用できる
ソフトがあると一番便利なのですが、
私が調べている限り、今のところそのようなサービスを
提供している会社はないように思えます。

■対象サービス

専用ソフトを利用して接続するサービスとしては
以下のものとなります。
 ・BlueSurface
  PC版(Windows・Mac)のみ。
  スマートフォンは未対応。

 ・VPN-FAST
  Windows版のみ。
  Mac・スマートフォンは手動設定でサービス提供。

 ・どこでもVPN
  Windows版のみ。
  Mac・スマートフォンは手動設定でサービス提供。
  ただし一部のサービスはソフト版(Windows用)のみの提供で
  Mac・スマートフォンでは使用不可。

 ・ソフトイーサ「VPN Gate」
  Windows版のみ。
  Mac・スマートフォンは手動設定で利用可。


BlueSurfaceはGoogleのブラウザ「Google Chrome」の機能を
利用したソフトとなっています。

Google Chromeとほぼ同じですので、
普通にホームページを見る感じでソフトを使用できます。

一番の優れた点は、中国の一般回線と共存できる点です。
例えば、Internet ExpolorerやFirefoxなどのブラウザで
中国の普通の回線を使ってホームページを見ながら、
BlueSurfaceを使って日本のページなどを見れます。

Firefoxで土豆を見ながら、
BlueSurfaceでFacebookができるわけです。

このあたりの便利な使い方については、
別記事で改めてご紹介したいと思います。


VPN FASTとどこでもVPNのソフトは似たような機能です。

ソフトを立ち上げると、そこにサーバー一覧が出てきて
自分で接続したいサーバーを選んで接続します。

このサーバーは冒頭で説明したいわゆる中継サーバーという
ものになります。

VPN FASTのソフトは日本語版、
どこでもVPNのソフトは中国語版となっています。

どこでもVPNはホームページ上でも公開していますが
かなり多数の中継サーバーを用意していて、
選ぶ方もどれにすればよいか迷うくらいあります。

場所や日時によっても接続の調子は異なるので
ソフト内にある速度測定を行なって、
早そうなもの(サーバーまでのアクセス時間が短いもの)を
選んでみるといいかもしれません。

【A自分でPCやスマホに設定して接続する方法】


VPNサービスの二種類目は、
自分でPCやスマホに設定してVPNを使用する方法です。

サービス会社から設定の情報がメールなどで送られてきて、
その情報を自分のPC・スマホに設定していきます。

どの会社もたいてい設定マニュアルを用意してありますので
そのマニュアルを見ながら行えば、それほど難しいものでは
ありません。

通信の種類によって、PPTPやL2TPなどがありますが、
使う方としてはあまり気にする必要はないと思います。

使い方は、PCやスマホの「設定」画面から、
都度VPN接続・解除を選んで使うことになります。


■メリット

メリット・デメリットは、@とまったく逆になります。

メリットはどのIT機器でも使用できる可能性が高い、
というものです。

VPN設定ができる機器であれば、サービス会社から
提供される情報に基づいて、どんな機器でもVPN接続可能と
なります。

具体的にはPCやスマホ以外のゲーム機器などでも
設定が可能となります。

■デメリット

デメリットはやはり設定に若干手間がかかる、という点です。
アカウントを設定したり、パスワードを設定したり、
サーバー名やサーバーアドレスを設定したり、
少し登録する情報が多くなります。

このあたりの仕組みを知っている人であれば、
なんてことはない作業なのですが、
あまりITに明るくない人にとっては、
ちょっとしたストレスになるかもしれません。

■対象サービス

 ・インターリンク「マイIP」

 ・神風電網セキュリティ

 ・スイカVPN

 ・良之介VPN

 ・VPN-FAST
  Mac、スマートフォン版のみ。
  Windows版は専用ソフトを使用し接続。

 ・どこでもVPN
  Mac、スマートフォン版のみ。
  Windows版は専用ソフトを使用し接続。


サービス提供会社としては、専用ソフトを開発するより
情報だけを提供して、利用者に設定してもらうほうが
楽なため、こちらのサービスのほうが多くなります。

日系以外の会社が提供しているVPNサービスなども
たいていは自分で設定する方のようですね。
スマホ版の中には専用ソフト(アプリ)を使って
VPNサービス提供しているところもあるようですが。



以上、VPNについての簡単なおさらいでした。
ご参考まで。




タグ:中国 VPN
posted by Gail at 14:00 | Comment(0) | VPN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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